「池袋駅東口」を出発して「Hareza池袋」「南池袋公園」「サンシャインシティ(北)」「サンシャインシティ(中央)」「東池袋駅」「豊島区役所」をまわるAルート、「池袋駅西口」を出発して「Hareza池袋」「サンシャインシティ(中央)」をまわって「池袋駅西口」に戻ってくるBルートがあり、池袋観光やデートにはもってこいの巡回バスなんです。
ただ初めて利用する方にとっては、「決済方法は現金?」「Suicaは使えるの?」「チケットはどこで購入するの?」などなど、わからないことも多いのではないでしょうか?
【イケバス乗車方法】チケットの買い方は?
イケバスに乗りたい場合、チケットセンター等での事前予約やチケット購入の必要はありません。
時刻表を確認し、直接バス停留所へ並びましょう。
各バス停留所の場所については、過去記事でご紹介してます。
そして、バスへ乗る際に「運賃箱」に金額を入れてください。
ちなみに、イケバスの料金表は下記になります。
イケバス料金表
- 1回乗車・・200円(大人)、100円(子ども・高齢者・障がい者)
- 3時間券・・300円(大人)、100円(子ども・高齢者・障がい者)
- 1日券・・・500円(大人)、250円(子ども・高齢者・障がい者)
- 2日券・・・800円(大人)、400円(子ども・高齢者・障がい者)
イケバスは現金のみでSuicaは使えない
イケバスは、乗車する際にお金を払います。
通常のバスと同じですね。
しかし残念ながら、支払方法は現金のみでSuicaなどの交通系ICカードでの支払いができません。
ひと昔前のバスは、乗車する際に現金で支払うのが普通でしたが、イメージとしては昔のバスと同じ方法といった感じです。
Suicaなどの交通系ICカードでの決済が当たり前になった今では、少し不便に感じます。
決済方法が連携されたアプリが導入される予定ですので、アプリ開発が待たれるところです。
1日乗り放題券はどうやって購入するの?
1日乗り放題、2日乗り放題券があれば、イケバスで移動しながら、池袋デートを楽しめます。
チケットセンターやアプリでの決済ができないイケバスでは、どうやって1日乗り放題券を購入するのでしょうか?
方法は簡単です。
1回乗車以外の場合は、乗車時に運転手さんに「3時間券」「1日乗車券」「2日乗車券」がほしいと伝えてお金を払いましょう。
わかりやすくて簡単ですが、これもアプリや電子決済を導入してくれた方が、お金のやり取りがなくて便利ですよね。
イケバスとは?
『イケバス』とは、池袋再開発の目玉の一つとして、導入された池袋を巡回する電気バス。
その真っ赤な車体は、池袋の情熱を表現していて内装も1台1台異なる気合の入れようです。
なんでも職人の手作りなんだとか。
走行スピードは20Km未満で走行するため、池袋観光にはもってこいですね。
街中をゆっくり走る真っ赤な巡回バス・・・
勘のいい方なら、ピンときますね。
そう、ロンドンバスです。
きっと、ロンドンバスのように池袋の観光スポットをまわり、池袋に多くの人が訪れるきっかけにしたいという願いが込められているのでしょう。
とはいえ、イギリスの観光の象徴のようなロンドンバスのように池袋の観光を盛り上げられるかはこれからということで、いろいろ期待してしまいます。
ここで少し、イケバスの誕生について消化しましょう。
イケバス構想の発端となった出来事と言えば、何といっても2014年に豊島区が『消滅可能性都市』に指定されたことでしょう。
消滅可能性都市とは、簡単に言ってしまうと子育て世代の若い女性の定住率が減少していて、「子育て世代が減っている=子供も減少していく」ということで、このままだと都市としての機能が低下してしまうという意味で、消滅してしまう可能性がある都市のことです。
「世界レベルの住みよい街」を目指してきたはずの豊島区が、逆に消滅の危機に陥っていてる・・・
これではいけないということで、高野之夫豊島区長のもと、池袋再開発計画が活発化していく中で、『イケバス』の構想も盛り込まれていったというわけです。
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【池袋エリア】豊島区の再開発情報をまとめてみた
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イケバス車両のデザインは水戸岡鋭治氏
イケバスのデザインは、有名は工業デザイナーの水戸岡鋭治氏です。
なぜ私が水戸岡氏を知っていたかと言うと、NHKプロフェッショナル流儀で三戸岡氏の特集を見ていたからです。
水戸岡鋭治氏は、JR九州の豪華列車「ななつ星」などのデザインを担当したことでも有名な方で、イケバスを観光列車のような観光客を楽しませるバスにしたいと考えていた区にとっては、水戸岡氏への発注は自然なことのように感じます。
ここで一点疑問が湧きます。
豊島区発注の仕事と言えば、立派な公共事業のはずです。
公共事業であれば、業者は入札になり、デザイナーへの指名発注はできないはず?
ってことは、入札を勝ち取った水戸岡氏を褒めるべきなのかな?
調べると、どうやら豊島区からの入札条件が水戸岡氏しか受けられないような広範囲かつ複雑な条件になっていたため、結果として公平な入札をしながらも、水戸岡氏へ仕事を依頼できるようにしたようですね。
イケバスのメーカーは?
イケバスの製造をしているメーカーは、群馬県桐生市にあるシンクトゥギャザーというEVメーカーが手掛けています。
EV(電気自動車)のコミュニティーバスとしては、富山・宇奈月温泉を走る「EMU(エミュー)」、群馬県桐生市の「MAYU(まゆ)」などの実績があります。
イケバスは、シンクトゥギャザーの「eCOM-10」をベースに開発されたそうです。
イケバスはタイヤが特徴的
イケバスのデザインの特徴の一つに、片側5つ計10輪の小さなタイヤがあります。
見ていてかわいらしい外観ですが、どうやらおしゃれだけでこの大きさなわけではないらしいんです。
各ホイール内部に電気モーターを組み込んだインホイールモーターという特殊な仕様の電気自動車なんだそうです。
前側8輪がハンドルを切ると、角度が変わり前と後ろで角度が変わる仕様なんです。
都市巡回のバスなので、小回りが利くよう設計されています。
幸せの黄色いイケバス??
イケバスに乗りたくなる情報を一つ。
真っ赤なイケバスの中に、1台だけ『黄色いイケバス』が池袋を走っています。
新幹線でも「ドクターイエロー」って黄色い車両が人気ですが、イケバスの中でもそんなレアリティを持ったバスがあるんです。
どうせ乗るなら、黄色いイケバスを探してみたらいかがでしょう?
イケバスグッズもあるよ!
イケバスマスコットは「イケちゃん」
今イケバス運行を記念してオリジナルデザイングッズが販売されています。
池袋への観光土産としてピッタリではないでしょうか?
グッズ販売所
- グローバルリングカフェ
- 一般社団法人豊島区観光協会
- みんなのえんがわ池袋
- ミュージックスタジオ・フォルテ
- WILLER EXPRESS株式会社池袋営業所