池袋ウィロードの改修が終わりましたね。
どんな感じに変わったのかワクワクしながら、現地へ行ってきました。
池袋の東西を結ぶ通路として、欠かせない存在のウィロード。
しかし、以前のウィロードは通路は老朽化が進み、壁はボロボロ。。。
いかにもドラマとかで、犯人が襲ってくるシーンで使われそうな薄暗い雰囲気があって、あまり近づきたくない場所でありました。
そんなウィロードが、再開発計画で色鮮やかな明るい雰囲気に変わったなんて!
ウィロードは北口とパルコ側東口を結ぶトンネル
ウィロードは池袋駅を中心に見た場合、北口方面と、パルコ側東口を結ぶよう設置されています。
ウイロードは、長さ77メートル、幅3.6メートル、高さ2.1メートルで、大正14年に開通した歴史のある通路です。
当時は、トンネルと言ったほうがしっくりくる外観だったようですが。
池袋の発展と共に、利用者も増え、1日3万人以上が利用する通路となったわけです。
そんな歴史のある通路ですが、経年劣化により各所で漏水などが進行していました。
そうした安全面の問題からも、再開発計画として3億6千万の費用を投じて改修が始まったわけです。
池袋駅北口側から見たウィロード
池袋北口を出るとすぐスロープ状の緩い坂になっていて、ここを降りるとウィロードです。
スロープは北口と反対からも設置されています。
スロープの中央部分に喫煙所が設置されています。
多くの喫煙所がなくなる中で、残った数少ない喫煙所ですね。
池袋駅東口側から見たウィロード
北口方面からウィロードを渡ると、池袋駅パルコ側東口方面に出ます。
目の前には駐輪場と、ピーダッシュパルコがあります。
スロープ状の坂を上がり、右手に進むと池袋駅パルコ側東口がありますよ。
デザイナー植田志保さんがデザインを担当
2019年に東アジア文化都市に決定して以来、様々な都市再生計画を打ち出し実行している豊島区。
「ウイロードの再生プロジェクト」もそれらの再生プロジェクトの一環です。
豊島区は「明るい、きれい、女性に安心、快適性」をテーマに、美しい色使いで定評のある植田志保さんにデザインを依頼したそうです。
美術作家 植田志保さんに聞く「肯定することの大切さ」池袋の地下通路をアートで再生 https://t.co/H5Blj07XXu pic.twitter.com/xj98QjQ3Ro
— 家庭画報編集部 (@KATEIGAHO) August 11, 2019
昔は雑司が谷隧道と呼ばれたトンネルだった
ここで、ウィロードの歴史を少しご紹介しましょう。
1885(明治18)年にJR山手線の原形である日本鉄道品川線が開業します。
そして、1903(明治36)年には池袋駅が開業します。
これが、薄暗い沼と呼ばれていた池袋が発展するきっかけとなったわけです。
大正時代のウィロード周辺あった雑司ヶ谷道が、池袋駅のガードで線路をくぐる現在の形に徐々に変わっていったようです。
このガード周辺が「雑司ヶ谷道」と以前呼ばれていたことの名残により、「ウイ・ロード」の正式名称は「雑司が谷隧道」とされています。
その証拠に、ウィロード内にも「雑司が谷隧道」のプレートが残されていますね。
池袋の東西を結ぶ方法
池袋駅内を通過方法と、ウィロードを通過する以外に池袋を東西に行き来する方法は、2つあります。
池袋大橋
池袋大橋は、池袋前公園と西口の平和通り方面を繋いでいます。
びっくりガード
びっくりガードは池袋東口のジュンク堂書店前と西口(南口方面)を繋ぎます。
びっくりガードって、いろいろと心霊スポットとして有名だったりしますよね。