池袋駅構内には、多くのコインロッカーが設置されています。
コインロッカーと言えば、百円玉を入れてカギでガチャってのが定番ですが、今ではキャッシュレス、キーレスが進んでいます。
Suicaや暗号番号でロックをかけることでカギを持ち運ぶ必要がなくなりより便利になってきていますが、使い方が複雑になったとの声があるのも事実。
当記事では、池袋構内にあるコインロッカーの使用方法を解説しましょう。
トレンドはキャッシュレス!キーレス!?
池袋駅構内にあるコインロッカーは規格が統一されておらず、設置されている場所によって、その使い方は様々です。
決済方法とそのロックの方法が多様化してきていて、特に増えてきているのがSuicaをはじめとした交通系ICカードでの決済方法です。
また、コインロッカーと言えばカギでガチャリとロックをかけて、そのカギを持ち運びするのが主流でしたが、今では暗証番号付きのレシートが発行されその暗証番号を打ち込んで荷物を取り出したり、Suica自体がカギとして認識され、Suicaをかざすだけで荷物が取り出せるコインロッカーも増えてきてます。
トレンドはICカードのキャッシュレス決済、ロックは暗証番号かICカードをかざすキーレスでのロック方法になりつつありますので、それぞれの方法を覚えておいて損はないでしょう。
『現金orSuica+鍵』でロックする方法
最もスタンダードな方法である「現金+鍵」または「Suica+鍵」でロックする方法を見ていきましょう。
画像は、メトロポリタン口にある東武百貨店の出入り口前広場に設置されているコインロッカーです。
比較的新しく設置数も多いので個人的にはかなりおすすめのコインロッカーです。
金額も¥200~とちょい利用にも最適ですよ。
「預ける」をタッチすると、設置されているコインロッカーが一覧で表示されます。
この青で表示されているものが利用可能なコインロッカーで、赤が残念ながら使用中のものなのでタッチでしても反応しません。
青表示されている番号のコインロッカーをタッチしましょう。
青表示の番号をタッチすると支払い方法を選択する画面に切り替わります。
画像にもある通り、Suica(交通系ICカード)で決済すると10%の割引となり現金で払うよりお得です。
ここで混乱してほしくないのが、利用はSuicaのみの限定ではありません。
Suicaを含む交通系ICカードという意味なので、Pasmo(パスモ)はもちろんKitaca(キタカ)、manaca(マナカ)、TOICA(トイカ)、ICOCA(イコカ)、PiTaPa(ピタパ)、SUGOCA(スゴカ)、nimoca(ニモカ)など各地域の交通系ICカードも使用可能です。
交通系ICカードをかざすと、選択した番号のコインロッカーが利用可能になります。
荷物を入れて、カギをガチャリとロックすれば預け入れは完了です。
預入れが完了すると画像のようにランプが点灯し、使用中であることを知らせてくれます。
預入れをした時と同じように、まず画面で「取出す」をタッチし、自分の使っているロッカーの番号を選択してください。
もし延滞などが発生している場合は、このタイミングでICカードをかざして延滞料金を支払う形となります。
※現金の場合も同様です。
画面を確認した後、自分が使っているコインロッカーにカギを差し込んでガチャリと開けます。
カギを使用するスタンダードな使用方法なので、簡単ですよね?
『現金 +暗証番号』でロックする方法
ロックの方法がカギではなく、暗証番号で行うパターンをご紹介します。
荷物を預けてもカギを持っているのは嫌という方は、このキーレス方式のコインロッカーがおすすめです。
画像はエソラからエチカへ向かう副都心線方面エリアのコインロッカーです。
ここは池袋駅の中では裏道的な場所なので、行きかう人の数もすくなく穴場スポットですよ。
まあコインロッカーコンシェルジュで検索した場合、検索結果の中に出てきてしまうので、絶対空いてますよとは言い切れませんが、それでも中央通路などのコインロッカーに比べたら、比較的空きの多いコインロッカーです。
ここからの手順がカギのパターンと違ってきますから、注意してください。
「荷物を入れる」をタッチした後、使用したいコインロッカーのレバーを下げてください。
この時の注意点は、荷物を入れてからレバーを下げてください。
このまま現金を入れると荷物を入れてないのにロックがかかってしまうなんてことになりかねません。
このランプは一定時間放置すると消えてしまい、レバーもガチャッともとに戻ってしまい1からやり直しとなってしまうので、ランプが点灯している間に作業を終わらせてください。
と言っても、点灯時間は結構長いので焦る必要はありません。
レバーを下げ、ランプが点灯するとタッチパネル上に選択したコインロッカーが赤く表示されます。
間違いなければ「はい」をタッチしましょう。
使用するコインロッカーが決まったら、支払い方法を選択します。
このコインロッカーではPASMOを選んでも現金を選んでも、金額やこの後の流れは変わらないので、現金を選択してみます。
コイン(100円)を投入すると、レシートが自動的に出力されます。
これが作業終了の合図というわけです。
レシートを確認すると『鍵番号』と使用しているロッカーの『扉の番号』が記載されているのがわかります。
荷物を取り出す際は、この『鍵番号』と『扉の番号』が必要になるので無くさないでくださいね。
もし、無くした時ように下記画像のようにスマホで写真を撮っておくのがいいかも。
まずは、タッチパネルで『扉の番号』をタッチし、番号を選択しましょう。
※今回ですと、先ほど確認したレシートの「4863」です。
これがパスワードということですね。
画像にあるように「114936」と入力します。
『鍵番号』の入力が完了するとガチャっという解錠音と共に、ランプが消えますので、荷物を取り出しましょう。
当然ですが、パスワードである鍵番号は毎回変わりますので、ご自分のレシートに書かれた番号を入力するようにしてください。
『Suica(PASMO)』でロックする方法
この流れでSuica(PASMO)だけで決済をし、ロックもかけてしまうキャッシュレス、キーレスの方法も解説してしまいましょう。
『現金 +暗証番号』でロックする方法でご説明した副都心エリアのコインロッカーだと、ICカードのみでの使用も可能なのでそこの違いをご説明します。
タッチ画面で「荷物を入れる」をタッチし、使用するコインロッカーのレバーを下げるところまでは、「現金+暗証番号」と同じ流れです。
そして、使用方法で「PASMO」を選択しましょう。
次にPASMO(交通系ICカード)をかざして決済を行います。
カードをかざす前に荷物を入れていることを確認してくださいね。
荷物を取り出す時も、「現金+暗証番号」と同様に、まずタッチパネルから「荷物を取り出す」をタッチします。
次に鍵の種類を聞かれますので、「PASMO」を選択してください。
ICカードで決済した場合、ICカード自体がカギの役割となりますので、当然ですがPASMOをお忘れなく。
預入れの際、決済で使用したPASMOをピッとかざしてあげます。
すると、ガチャッとレバーが上って荷物の取り出しができるようになります。
どうやってICカードを個別に認識しているのかわかりませんが、ICカードをカギとして使ってしまえば、キャッシュレス、キーレスで使用できるので心置きなく池袋観光ができますね。
コインロッカーの探し方
池袋は多くのコインロッカーが設置されていますが、それ以上に駅自体の利用者数が多いため、連休などの繁忙期にはどこのコインロッカーもいっぱいといったコインロッカー難民になりかねません。
コインロッカーを探す方法は、池袋駅が提供しているアプリ、もしくは構内の検索機(QRコード)を利用する。
それでも空いてない場合は、アプリや検索機に載っていない穴場のコインロッカーを使用するようにしましょう。
池袋駅構内のコインロッカー設置場所を全て紹介します! ※写真付き
過去記事に詳しく書いているのでよかったらどうぞ♪
コインロッカーを使う上での注意点
コインロッカーを使用する上で注意していただきたい点は、決済方法だけではありません。
使用できる期間やトラブルがあって取りにこれなくなってしまった場合の対処法などをまとめましたので、順番に確認してきましょう。
コインロッカーは最大何日まで使用できる?
池袋駅構内でのコインロッカーの使用期限は最大で3日となります。
また、当然池袋駅自体が24時間営業ではないので、使用できる時間も24時間ではなく、6:00~24:00となりますので注意してください。
取り扱いの時間や期限などは、必ず画像のようにコインロッカーに貼ってあるので、確認するようにしてください。
いわゆる「使用上の注意事項をよく読んで使用しましょう」ってやつですね。
期限切れの 中身はどうなるの?
使用期限が最大で3日と説明しましたが、もしその3日を過ぎても取りに来ない場合、その荷物はどうなるのでしょうか?
どうやら調べてみると「お荷物保管場所」なる場所にまとめて運ばれるらしいです。
中央通路に設置されているコインロッカーは新宿に運ばれているようですね。
新宿南口とニュウマンにその事務所はあるようですが、3日過ぎて延滞賞金を払わされた上に新宿まで取りに行かなくてはいかなくなるなんて、ほんと踏んだり蹴ったり。
使用する場合は、くれぐれも3日を過ぎないように注意してください。
念のため、保管事務所の情報は載せておきますが、設置されているコインロッカーによって運営会社が違い、保管場所も違う可能性が高いので、もし回収されてしまった場合は、使用したコインロッカーの運営会社に連絡をしてください。
お荷物保管場所
株式会社東京ステーションサービス・ロッカー新宿営業所
住所:南新宿277ビル 4F TEL:03-3571-5241
荷物を追加する方法ってある?
荷物をロッカーに預けて、カギをかけて「さあ観光だ!」ってなった時に、入れ忘れている荷物があることに気づく・・・
結構あるあるな失敗ではないでしょうか?
そんな時、追加料金を払わずに荷物を追加する方法はないのでしょうか?
結論から申しますと、池袋駅構内に追加料金を払わずに荷物を追加できるコインロッカーはありません。
一度お金を払ったら、一定時間は荷物の出し入れが自由なコインロッカーのことを「デポロッカー」と呼ぶようですが、池袋駅構内にはデポロッカーの設置はありません。
残念ですが、調べている時間がもったいないのでロックを解錠して、再度お金を払いなおしてください。
もし今当記事を読んでくれている方が、その失敗をして「追加料金を支払わずに済む方法」を調べているのだとしたら、今調べ始めて何分経ちましたか?
どんどん観光できる時間はなくなってますよ?
日をまたぐ場合の超過料金は何時に発生するの?
池袋駅構内のコインロッカーは深夜2時を超えると、自動的に1日毎の延長料金が加算される仕組みとなっています。
ただ池袋駅構内のコインロッカーの営業時間が6:00~24:00のため、実質24:00を過ぎてしまったら延長料金がかかると覚悟した方がよいでしょう。
何事もギリギリにならないよう余裕をもって行動することが大切ということですね。
大型サイズってどれくらい?
では、続いてはコインロッカーのサイズの種類を見ていきましょう。
コインロッカーの料金はサイズによって変わり、当然サイズが大きくなれば、その分料金も高くなります。
ただ、コインロッカーの運営会社によってや、稼働率によってもその料金に差があるようで、同じサイズのものでも料金の誤差が100円~200円ほどあるようです。
ちなみにスーツケースであれば、大型のものを選べばたいてい問題なく入る大きさですが、設置台数が大型のものは少ないため、コインロッカー難民を避けるため、小型サイズのコインロッカーでも入るサイズのスーツケースを用意しておくことも、賢い旅行者のたしなみといえるかもしれませんね。
極小サイズ 参考価格¥200
サイズ
H200×W340×D570
標準(小型)サイズ 参考価格¥300
サイズ
H400×W340×D570
中型サイズ 参考価格¥400~
サイズ
H550×W340×D570
大型サイズ 参考価格¥500~
サイズ
H840×W340×D570
特大型サイズ 参考価格¥600~
サイズ
H1030×W340×D570
レシート紛失した場合、暗証番号は再発行できるか?
暗証番号が記載されたレシートや鍵を紛失してしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
結論から言うと、レシートの再発行は可能です。
しかし、めちゃくちゃめんどくさい手続きと時間が掛かります。
実際に運営する会社に電話をしてみたところ、まずはコインロッカーにトラブルの際の問い合わせ電話番号に電話してほしいとのことでした。
そこで、本人確認と必要書類を提出することになるのですが、コインロッカーの保守をされている方も池袋駅だけではないようです。
そのため、連絡をもらっても他の駅で作業をしていた場合、その分対応は遅くなるので、その日のうちに解錠できないケースもあるんだとか。