今では、大都会東京の副都心の一つである池袋ですが、新宿や渋谷と比べて心霊や闇歴史と言った言葉がよく似合う土地でもあります。
なぜか心霊話が多い池袋ですが、それは池袋という土地が持つ特有の歴史から来ているのをごぞんじでしょうか?
その中でも、最強クラスの心霊スポットとして密かに伝えられている『四面塔』についてご紹介しましょう。
四面塔とは?
四面塔とは、会談や心霊スポットを研究している人によると、東京都内の中でも歴史が深く、心霊スポットとしてのレベル(?)の高い場所として知られているらしいのです。
四面塔の歴史は、江戸時代まで遡ります。
今では大都会池袋として大きな街となっていますが、それは戦後の復興事業以降のお話。
江戸時代の池袋は、その名の通り、「池」「沼」まったく整備もされておらず、とても人が住めるような土地ではなかったそうです。
場所的にも、江戸の入口のため真っ暗で、そこで辻斬りが横行するような場所だったのです。
江戸の中期には一晩で17人が辻斬りされたなんていう記録も残っているそうです。
これではいけないということで作られたのが、『四面塔』なのです。
辻斬りが横行した「原因」をどう捉えたかにもよりますが、その「原因」を抑え込むために作られたのが、四面塔と言われています。
一見するとわかる異様な外観
ここで誤解をしないでほしいのが、四面塔について幽霊などの目撃情報はまったくありません。
では、どうして心霊スポットとして最強レベルなのか?
近くの建物を移動したり工事による祟りが多発したと言います。
そして、その異様さは外観にも出ています。
一見すると普通の石というか碑なのですが、その異様さは四面塔自体というより、その周り。
入れないように囲ってあるのと、そこをカメラで監視しているのです。
「いや、池袋だから酔っ払い対策でカメラつけてるんじゃない?」と思うかもしれませんが、池袋大橋へ10mほど先にある池袋水天宮には、まったくそういった囲いやカメラはないのです。
神様がいる神社をほっておいて、慰霊碑をガチガチに囲いを作って監視カメラまでつけるって、気づいてみると少し異様な光景に映ります。
噂レベルの話
関係があるか定かではありませんが、四面塔は自由に行き来が出来きお賽銭なども投げられるようになっていたそうなんです。
そして、酔っ払いによってイタズラがあったらしいです。
その後、平成11年、サンシャイン通りで8人が犠牲となった池袋通り魔事件が起こることになります。
噂レベルの話ですし、なにか関係があるかは全くわかりませんが、「辻斬り」と「通り魔」・・・なにか関連付けて想像してしまいますね。
通り魔事件から半年後、今のような囲いが作られ、監視カメラが設置されます。
四面塔に囲いを付ける費用や、監視カメラを設置し、それを維持する費用もきっと安くはないでしょう。
しかし、そのランニングコストをかけてでも、四面塔を守ろうとしている人々がいるのは紛れもない事実です。
幽霊が出ると言った心霊スポットではありませんが、それ以上に触ると祟りがある場所なので、絶対に守らなくてはいけないと考える人々がいるのでしょう。
四面塔の場所
四面塔がある場所は、どこなんでしょう?
実ははP‘パルコのすぐ隣、池袋大橋方面に歩くとすぐ見つかります。
都内最強の心霊スポットとは思えないほどの人通りがあるのにビックリします。
池袋にある闇歴史って結構多くあって調べてみるとおもしろいですよ。
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