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池袋の寄席って飲食していいの?池袋演芸場への行き方や楽しみ方まとめ

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池袋観光
池袋の観光スポットの一つに、池袋演芸場があります。

演芸場とは、365日ほぼ年中無休で寄席を楽しめる場所のことをいい、繁華街などの行きやすい場所にあるのも特徴です。

昔は、手軽に庶民の娯楽を楽しめる場所なんて表現もされていましたが、今では伝統的な大衆演劇を体感できる貴重な場所と言えるのではないでしょうか。

高座は飲食しながら気軽に楽しめるので、一度訪れてみてはいかかでしょうか?

寄席は、ひと月を3つ(上席・中席・下席)に分けて興行が組まれ、10日ごとに出演者を変えるので、飽きることなく通うことができるシステムになっています。

もし観光で見に行く場合は、事前にどんな方が出演するのか確認しておいた方が、より楽しめるかもしれませんね。

当記事では、寄席など行ってみたいけど、なかなか敷居が高いなあと感じている方に、池袋演芸場の場所や楽しみ方をご紹介したいと思います。

 

 

マイク無しの距離感が『池袋演芸場』の魅力

池袋演芸場は、6列全92席という都内でも、もっとも小さな演芸場として知られます。

小さいと言ってしまうとショボく聞こえてしまうかもしれませんが、ここは考えようで、演者との距離感がマイクを使わず肉声で伝わるくらいの臨場感で楽しめる数少ない「箱」なのです。

演者の細やかな表情や息づかいは、決してCDや映像作品では体験できず、せっかく見に行ったのであれば、そこも楽しみたいですよね。

演芸場を「箱」と表現しましたが、その名の通り演芸場は寄席を行う箱で、演者さんが池袋演芸場に所属しているわけではありません。

池袋演芸場は、昭和26年(1951年)の開場以来、落語協会と落語芸術協会の芸人さんが、交互に出演をしています。

池袋演芸場の小屋自体は、都内でもっとも小さいのですが、観客席はしっかりしたもので、座席には小さなテーブルなども付いていて、食事やメモを取るなども充分にできます。

あと、楽屋が狭いらしく、ロビーでくつろぐ芸人さんも多いそうですよ。

そのせいか、通い慣れた目の肥えた落語通も多いようで、芸人さんを至近距離で観られる池袋演芸場は貴重な存在と言えるでしょう。

池袋演芸場へのアクセス方法

池袋演芸場へのアクセスはめちゃめちゃ簡単です。

池袋演芸場は、池袋駅西口を出て、西一番街という繁華街の入口のすぐ脇にあります。

池袋駅西口を出て、右に曲がってください。

そうすると東武百貨店を越えたところに、「マツモトキヨシ」があります。


マツキヨを通過し、信号を渡ると、すぐ「西一番街」の看板が見えてきます。


上記画像からも、わかる通り、西一番街の看板をくぐってすぐが池袋演芸場です。

夜などは、カラオケ屋の看板が点灯して、かなり自己主張してくるので、少し目立たなくなってしまいますが、迷うことはないでしょう。

 

ココがポイント


住所:東京都豊島区西池袋1-23-1エルクルーセ
電話:03-3971-4545

上・中席公演時間:昼の部 12時30分~16時30分 夜の部 17時~20時30分
下席公演時間:昼の部 14時~17時15分 夜の部 18時~20時30分

料金:上・中席一般2500円 下席昼の部一般・学生2000円
HP:http://www.ike-en.com/info/index.html

 

 

池袋演芸場の楽しみ方

そもそも寄席ってどんなところなのかご説明しておきましょう。

寄席と言われると、「落語」を連想してしまいがちですが、何も落語だけを楽しむのが、寄席ではありません。

寄席には、大衆演芸のいろいろを楽しむ場所という意味があり、そこで公演される演目には、「落語」のほかに「講談」「太神楽・曲芸」「紙切り」「マジック」「俗曲・粋曲」「漫才」「コント」「ものまね」など様々な芸人さんを観られます。

時間は、だいたい1組15分ほどが相場で、15ごとに次から次へと芸人さんが登場し、トリと呼ばれる主任の落語家さんは30分が持ち時間となっているので、名人芸をタップリ楽しむことができます。

また、いつ来て、いつ帰ってもいいのが寄席のルール。

演芸場によっては、昼の部、夜の部と2部制で、入れ替えがあるところもありますが、池袋演芸場は入れ替え制ではないので、1日中だって居れちゃいます。

ポイント


『東京かわら版』が便利!

寄席や落語ファンの間で持っていて当然のバイブルが『東京かわら版』
落語・漫談など寄席演芸の情報がコンパクトにぎゅっとまとめられています。
各演芸場のスケジュールやインタビュー記事も多く載っているので、寄席ビギナーからベテランファンも楽しめる内容になっています。

・毎月28日発行
・定価500円
・サイズ:A5変型版
・販売:寄席、書店
・HP:http://www.tokyo-kawaraban.net/

 

寄席は飲食が自由!

片意地張らずに楽しめるのが、寄席のいいところということで、寄席は席で飲食をしながら、楽しむことができます。

池袋演芸場には、売店と自動販売機もあるので、演芸場内でお弁当を買うのも楽しみ方の一つですね。

特に池袋演芸場は、甘納豆やぜんげいといった昔ながらのお菓子類が充実してます。

また、持ち込みなども可能なので、東武百貨店のデパ地下グルメを買い込んで長時間観るなんてのもいいかもしれません。

 

 

出入りが自由なのは池袋演芸場だけ

池袋演芸場は都内で唯一、出入りが自由な演芸場です。

つまり、一度入場して、お目当ての芸人さんを観てから、一度外出してから再入場も可能なんです。

 

 

観光には売店でのお土産購入がおすすめ

売店では、お弁当やスナックのほかに、オリジナルの手ぬぐいや、芸人さんの書籍、CDの販売などもしています。

オリジナルグッズなどは、観光に来た記念としてお土産にちょうどいいのでは?

個人的におすすめなのは、落語協会所属の落語家の名前を連ねたクリアファイルです。

あと一般的なもので言うと、イラストや文字の入った手ぬぐいも、各演芸場ごとに味があったいいですね。

飲み物も自動販売機で販売してますが、飲酒は禁止なので、アルコール販売はしていません。

 

 

2階は落ち着いたカフェ

池袋演芸場は、「カフェ・ド・巴里」というレトロな喫茶店になってます。


入口が、チケット販売をする「木戸」と「入口」の間にあるという変わった作りになっているのも、楽しみポイントの一つ。

 

 

知っておくと便利な寄席用語

一番太鼓(いちばんだいこ) 開場時に叩く太鼓。お客さんがたくさん来るようにとの気持ちを込めて打つ。終演時に叩くのは「追い出し太鼓」という。
一枚看板(いちまいかんばん) 通常の看板は一枚に複数の名前を書くが、人気者は一枚の看板にその名前だけを書いたことから、大スターを指す言葉になった。大看板とも言う。
色物(いろもの) 落語以外の出し物のこと。看板や番組に朱文字で書かれたことから、こう呼ばれるようになった。
大喜利(おおぎり) 寄席で最後に行われる余興。大勢の芸人で謎かけやゲームを行う。
お囃子さん(おはやしさん) 芸人が登場する時の出囃子や三味線を演奏する人。
開口一番(かいこういちばん) 寄席で一番最初に登場する人。
上席(かみせき) 1ヶ月興行の1日~10日目。
木戸銭(きどせん) チケット代金。売り場は木戸と呼ぶ。
クイツキ 仲入り後に高座に上がる出演者のことで、お弁当やお菓子を食べている人が多いことから、この名がついた。
下座(げざ) 三味線、太鼓など鳴り物全般。
高座返し(こうざがえし) 次の出演者のために座布団を返し、メクリをめくって準備を整えること。主に前座の役目。
香盤(こうばん) 落語家を入門順や昇進順に並べた一覧表。
サゲ 落語の最後を締めくくる言葉。
鹿芝居(しかしばい) 落語家による芝居。
下席(しもせき) 1ヶ月興行の21日~30日目。
主任(しゅにん) 番組の最後を締める出演者で真打クラスが担当することが多い。
初日(しょにち) 1ヶ月興行の初日のこと。上席なら1日、中席なら11日、下席なら21日。
真打(しんうち) 落語家の一番上の階級で弟子を取ることができる。
席亭(せきてい) 寄席の経営者。
先生(せんせい) 色物さんへの敬称。
代演(だいえん) 番組表に掲載されている人の代わりに出演すること。
つばなれ お客さんの数が10人を超えること。ひとつ、ふたつ・・・とおで「つ」が無くなることからこう呼ばれる。
亭号(ていごう) 落語家の屋号で、芸名の苗字。
出囃子(でばやし) 高座に上がる時にかかるテーマソング。
仲入り(なかいり) 休憩時間。
中席(なかせき) 1ヶ月興行の11日~20日目。
中日(なかび) 寄席興行の5日目。
鳴り物(なりもの) 太鼓、三味線などの音が出るもの。
二番太鼓(にばんだいこ) 開演5分前に叩く太鼓。
根多帳(ねたちょう) 寄席や落語でその日演じられたネタを記録しておく帳面。この根多を見ながら、落語家はその日のネタを考えることがある。
はめもの 噺(はなし)の途中にBGMが入る落語。上方落語に多く見られる。
ヒザ替わり(ひざがわり) 主任の前に出る出演者。お客さんの気分を軽くするのが役目
二ッ目(ふたつめ) 落語家の階級の2ステップ目。前座の次に出演することからそう呼ばれるようになった。
マクラ 噺(はなし)の本番に入る前に話す導入部分。
招木(まねき) 招き看板のことで寄席の木戸口に掲げる。
メクリ 大きめの紙や木札に出演者の名前を書いたもの。
余一会(よいちかい) 31日に行われる興行のこと。寄席は10日興行で1日余ることから、こう呼ばれ特別な興行をすることが多い。
寄席文字(よせもじ) 落語で使われる独特の文字。
楽日(らくび) 興行の最終日。
割り(わり) 芸人の出演料。

 

 

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